〜解説〜

10月4日出題分
2人の方に解答をいただきました。どうもありがとうございました。

ご投稿いただきましたみなさまの解答を元に、翻訳に苦しまれたと思われます箇所を中心として解説を致しました。ただ、これは私なりの解釈です。答えは決して一つではないですので、「参考」という程度でお受け止めいただきたいと存じます。ご意見がございましたら、ぜひ掲示板あるいはメールでぜひお寄せください!
なじみの無い単語を解説したヒントも合わせてご覧ください。


Seven Years in Tibet :
Internment-2

Of course, I was not the only one planning to get away. With the help of like-minded companions, I collected compasses, money, and maps, which had been smuggled past the controls. We even managed to get hold of leather gloves and a barbed-wire cutter, the loss of which from the stores provoked a strict but fruitless investigation.

As we all believed that the war would soon be over, we kept postponing our plans for escape. But one day we were suddenly moved to another camp. We were loaded onto a convoy of trucks en route for Deolali. Eighteen of us internees sat in each truck with a single Indian soldier to guard us. The sentry's rifle was made fast to his belt with chain so that no one could snatch it away. At the head and at the tail of the column was a truck full of soldiers.

While we were in the camp at Ahmednager, Lobenhoffer and I had determined to make getaway before being transferred to a new camp, where fresh difficulties might endanger our chances of escape. So now we took our seats at the back end of a truck. Luckily for us, the road was full of curves and we were often enveloped in thick clouds of dust - we saw that this gave us a chance of jumping off unnoticed and vanishing into the jungle. We did not expect the guard in the truck to spot us as he was obviously occupied in watching the truck in front. He only occasionally looked around us. One way and another, it did not seem to us that it would be too difficult to escape, and we postponed an attempt until the latest possible moment, intending to get across into a neutral Portuguese enclave situated very near the route of our convoy.


one:具体的には、「私」のこと。
control:「監視」という意味があります。
which :a barbed-wire cutter を指しています。ちなみに、「,」以下の文章(the loss of which from the stores provoked a strict but fruitless investigation)の主語部分は、the loss of which from the stores です。
stores:複数形で、「蓄え」・「備品」という意味になります。
so that:この場合は、目的を表すと思います。誰にも盗られない様にチェーンでベルトにしっかり固定、という感じでしょうか。
At the head and at the tail:(列の)最前列と最後尾。
saw:「〜と考える」という意味になりますね。
occupied in watching:「〜(〜ing)にばかりしていた。」という感じになると思います。この場合の occupy は、注意を引く・費やすという意味になります。
looked around:「振り向く」という意味があります。

訳:



抑留-2

 もちろん、逃亡計画を練っていたのは、私だけではなかった。同じ目的を持っていた仲間達の助けもあって、私は、監視の目をごまかして持ち込んだコンパス・現金・地図を入手した。さらに、革手袋や鉄条網カッターなんてものも手に入った。このカッターが無くなったせいで、(英国側は)厳しい検査を行ったが、結局見つからずに終わった(我々が隠し通した)。
 我々の誰もが戦争はすぐ終わると思いこんでいたので、逃亡計画の実行を延ばし延ばしにしていた。しかし、ある日突然、新しい別のキャンプに移されることになった。我々は、デオラリに向かうトラックの護送隊に詰め込まれた。それぞれのトラック(の荷台)に、18人の我々抑留者と、監視役としてインド兵一人が乗せられた。見張り兵のライフルは、強奪されないようにとベルトにチェーンでしっかり固定されていた。隊列の先頭と最後尾には、兵隊(監視兵)だらけのトラックが配置された。
 アーメドナガルの抑留所にまだいる間、ローベンホッファーと私は、新しいキャンプに移される前に逃げ出そう、と決心していた。新しい抑留所に到着してしまうと、新たな困難が我々の逃走計画を潰しかねないからだ。そこで、我々はトラックの一番後ろに陣取った。幸運なことに、カーブが多い道で、しかも、しばしば分厚い砂塵の雲に包まれる。これなら、気付かれずにトラックから飛び降り、ジャングルの中に姿をくらますことが出来るかもしれない!それに、トラックに同乗している見張り兵は、前を走るトラックばかり見ていて、たまにしか我々の方を振り返らない。従って、この兵士に見つかることはまずないはずだ。あれこれ考え合わせて、逃亡はそんなに難しいことと思われなかった。我々は、計画の実行を考えられ得る一番最後のチャンスまで引き延ばすことにした。というのも、今回の護送の道筋のすぐそばに、中立国であるポルトガルの飛び領地があり、そこに逃げ込もうと考えていたからである。


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